大丸松坂屋カードの評判や特徴

大丸松坂屋カードの評判や特徴

クレジットカードの親会社になっている企業は多岐に渡っており、それぞれがそれぞれのサービスを提供しています。
クレジットカードを選ぶ上では発行元の親会社に関しても重要になってくるので、その点もチェックしておくといいでしょう。

本稿では、大丸松坂屋カードについての説明を行っていきます。

大丸松坂屋カードのクレジットカード会社名・概要

大丸松坂屋カードは、JFRカード株式会社の発行しているクレジットカードです。
JFRとは大丸と松坂屋が経営統合する形で誕生した持株会社「J.フロント リテイリング」のことで、JFRカードがクレジットカード事業担当の子会社ということになります。

JFRカードはもともと「大丸クレジットサービス」という社名で、「DAIMARU CARD」などを発行していたのですが、合併以降の2008年より現在の社名になり、大丸松坂屋カードを発行中です。

大丸松坂屋カードの特典やサービス内容

大丸と松坂屋の買い物で、充実のサービスが受けられる

大丸松坂屋カードは、大丸と松坂屋に特化したタイプのクレジットカードになっています。
大丸と松坂屋で買い物を行うことにより、100円につき5ポイント(1ポイント1円相当)という破格の獲得サービスを受けることができ、とても役立ってくれるのです。

また、100円に1ポイントになりますが大丸と松坂屋の特価品や食品、レストランにおいてもポイントを貯めることができるので、家族連れの方や食料品も購入したい方にもお勧めです。

これに加えて、半年ごとに獲得したポイントに応じてボーナスポイントが付与されることについても見逃せません。
獲得ポイントの詳細は
半年の獲得ポイントが5000~9999 獲得ポイントの20%がボーナスとして付与
半年の獲得ポイントが10000~14999  獲得ポイントの50%がボーナスとして付与
半年の獲得ポイントが15000以上 獲得ポイントの100%がボーナスとして付与
となっており、半年で15000ポイント以上を稼いだ人はなんと獲得ポイントと同じ量のボーナスポイントを獲得できるのです。
総合するととんでもないポイントを稼ぎ出すことができるので、持っていると持っていないでは大違いと言えるでしょう。

獲得したポイントは大丸と松坂屋の店舗、博多大丸、大丸松坂屋オンラインショッピングでの利用という点からも完全に大丸松坂屋に特化しているタイプということが分かると思います。
その分大丸松坂屋が近郊にあり日常的に買い物ができる人には必須級ともいえるカードで、非常に高い還元を期待することができるでしょう。

年会費に関しては初年度無料で翌年以降1000円(税抜)ですが、「マイ・ペイすリボ」を指定すれば、決済利用回数わずか1回で翌年度以降も無料で利用できます。
実質永久無料ともいえる条件のため、年会費を掛けずにお得に利用することも十分可能です。

ゴールド会員なら、大丸松坂屋以外のサービスも優れる

大丸松坂屋カード〈ゴールド〉は、大丸松坂屋カードのゴールド会員バージョンです。
ゴールドだけあって、大丸松坂屋以外でのサービスも充実しています。

国内外問わない旅行傷害保険や、国内の空港ラウンジサービスなど、旅行を趣味にしている人も利用できるようになっているので、頻度が多い方にも合致するクレジットカードになっています。
他のクレジットカードもこのようなサービスはついていますが、ゴールド会員になると1万円以上の年会費が多いので7000円で契約できる大丸松坂屋カード〈ゴールド〉はコストパフォーマンスも高いです。

ポイント面に関しては大丸・松坂屋での優れた還元率はそのままに、それ以外での店舗(ブランドはVISAかMasterCaer)で利用しても100円につき1ポイントと大丸松坂屋カードの2倍になっており、幅広く店舗を利用する人にも対応しています。

これ以外にもロードサービス、リボ払いにおける金利面の優遇、会員制予約サイト「Relux」など、ワンランク上のサービスがずらりと揃っていますので、充実のサービスを望んでいるなら持っておきたいカードです。

では大丸・松坂屋におけるサービスはそのままか、というとそうではなく各店の駐車場の所定時間無料サービス、大丸・松坂屋における年間100万円以上の買い物で翌年度の年会費無料など、ゴールドらしい優待が用意されています。
特に年会費無料に関しては高めの年会費であるため非常に価値が高く、主要な買い物は全て大丸・松坂屋で、という人にもマッチしています。

フットワークの軽い即日発行サービスが

クレジットカードの中には作成されるまで数週間を要するものが多く、使用するまでに時間が掛かることが難点の一つになっています。
しかし、大丸松坂屋カードの場合は「臨時発行カード」のサービスにより審査通過後30分から1時間程度で使用することが可能です。

臨時であるため利用できる範囲自体は狭まりますが、クレジット決済や大丸・松坂屋でのお得なポイント獲得サービスは受けられるので、決済だけをしたい人の場合は心強い存在です。
本カードの発行については2~3週間掛かりますので、忘れないようにしましょう。

大丸松坂屋カードに対して過払い金請求は可能?

「大丸クレジットサービス」時代なら可能性はあり!?

クレジットカードで発生した過払い金は、キャッシング枠に限り請求することができます。

過払い金が発生する条件は、法定金利を超える「グレーゾーン金利」を適用していた場合です。
「グレーゾーン金利」は法律が施行されるようになったこともあり、2008年以降はどこのカード会社も撤廃しています。

大丸松坂屋カード(JFRカード)は少なくとも社名が変わった2008年以降に発行されたカードですから、過払い金が発生している可能性はほとんどありません。

一方で、JFRカードは「大丸クレジットサービス」の前身であるため、当然「大丸クレジットサービス」時代に発生した過払い金の請求先になります。
「大丸クレジットサービス」のカードのキャッシング枠を利用していた人は、過払い金が発生していないか調べておくといいかもしれません。

時効に関しても請求の上で注意しなければならない

過払い金請求の際は、時効についても考慮する必要があります。
過払い金の時効は最終取引から10年のため(借金完済時が最終取引のタイミング。ただし一度完済した後に再借入れをしている場合は、取引継続とされる可能性がある)、時効を過ぎて以降は「貸金業者側に不法行為」があった場合を除いて請求はできません。

前述の通り、2008年以降は「グレーゾーン金利」は2008年以降どこの貸金業者も撤廃しているため、請求可能な過払い金であっても時効が間近になってる可能性が高くなっています。
スピード対応が重要になるため、基本的には弁護士に依頼することが得策です。

借金返済中の過払い金請求にはリスクが存在

借金を完済している人は全く問題ありませんが、借金返済中の過払い金請求を決断する場合はリスクがあるためよく考えなければなりません。

借金返済中の過払い金請求は法律上任意整理と判断され、この任意整理は信用情報機関に記録が残る事故情報にあたります。
事故情報が信用情報機関に載ることはよく「ブラックリスト入り」と言われるため、敬遠する人も多いのではないかと思われます。

実際にブラックになると金融機関から信用を損ない利用できなくなるという弊害がありますが、任意整理は事故情報の中では軽めのもので、記録が残るのも5年程度です。

借金で首で回らない状況下では、むしろ返済中でも請求して借金を減らした方が得な可能性もあるため、自分の状況を鑑みて決断しましょう。

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