エイワで過払い請求を行った際のメリットとデメリット

エイワで過払い請求を行った際のメリットとデメリット

消費者金融の1つであるエイワは女性専用のローンや小口融資などを中心に取り扱ってきた老舗の貸金業者で、担当者と利用者が直接対面して取引を行う「対面取引」を基本としています。これは過払い金請求を行う際にも同様で、どうしても担当者に直接請求内容を伝えなければならなくなってしまうため、なかなか言い出しづらい側面があることも事実です。ですが払い過ぎた過払い金の返還を求めることは利用者の正当な権利なのですから、少額だからと泣き寝入りするのではなく、毅然とした態度でその権利を行使していきましょう。

今回はそんなエイワへの過払い金請求を行う場合の注意点やポイントについて、詳しくお伝えさせていただきます。

エイワの過払い金請求の対象期間と当時の金利は?

エイワは貸金業法が改正される2006年12月まで、他の貸金業者同様に法定上限を上回る違法金利での貸し付けを行っていました。エイワの場合は29%の金利で貸し付けを行っていましたから、これは他の会社に比べてもかなり高い金利であると言えるでしょう。

そのため法律に照らし合わせると、過払い金請求を行うための条件は「2006年12月以前に契約し、過去10年以内に支払いを行った方」となります。エイワは1回の融資額が他社と比べると少額であるという特徴がありますが、その分高い利息設定を行っていた過去があるため、過払い金の請求がうまくいけばまとまったお金が返ってくることも期待できるのです。

エイワの過払い金請求で多い傾向や特徴

実はエイワという消費者金融は、過払い金の請求に対しては非常に頑なな対応を取ることで有名な企業です。どうしても担当者に対して面と向かって交渉する必要が出てきてしまうために、相手の顔色を窺ってしまったり、説教されてしまうと怖くなってしまい、諦めてしまう方も多いでしょう。

そのため返還率も低く、場合によっては裁判を起こしたとしても支払いを拒むようなケースもあるのです。総じて過払い金請求に対する対応としては、あまり良いとは言えないでしょう。

エイワに過払い金請求したらいくら戻ってくるかの目安(返還率)

裁判(訴訟)を起こさず、話し合いにより和解した場合

エイワは過払い金請求に対して「徹底抗戦」をしてくる数少ない会社です。正直に言ってしまえば、裁判を起こさないように過払い金の請求を行おうと進めていった場合には、基本的には一切受け付けてもらえません。

もちろん中には例外もありますが、和解の場合の返還率は運が良くても30%程度、基本的には0%と考えておくべきだと言えるでしょう。

裁判(訴訟)を起こした場合

エイワに対して裁判を起こし、勝訴した場合には、発生した過払い金の50%から70%ほどを取り戻すことができるでしょう。

エイワから過払い金が戻ってくるまでの目安(返還期間)

裁判(訴訟)を起こさず、話し合いにより和解した場合

裁判を起こさずに過払い金の返還請求を行い、運良くエイワ側からの和解の申し入れが行われた場合、期間としては3ヶ月から半年ほどで決着がつくでしょう。

ただし先ほども申し上げたようにほとんどの場合はそもそも和解自体が成立しませんから、必然的に裁判を行うことになります。

裁判(訴訟)を起こした場合

裁判を起こすことになった場合、エイワは裁判に対しても非協力的であるため、最低でも解決までには1年は掛かると考えておいてください。

また、場合によっては判決が出たあとに控訴を起こされたり、支払い命令に従わないようなケースも考えられます。その場合は財産の差し押さえを行うなどの手続きが必要になりますから、解決までにはさらに時間が掛かることになるでしょう。

エイワに過払い金請求するデメリット

エイワを利用できなくなる

エイワに対して過払い金を請求する場合のデメリットとしては、今後エイワでの借り入れを行えなくなると言うことが一番大きいでしょう。

エイワはもともと審査が通りやすいことや、女性向けのローンを展開していることなど、独自の路線で展開してきた金融会社です。そのためエイワと同様のサービスを他社に求めることはなかなか難しいと言えますから、今後もエイワでの借り入れを考えているのであれば過払い金請求は行わない方が良いと言えるでしょう。

エイワに返済中で過払い金請求する場合はブラックリストに注意

返済中に過払い金の請求を行った場合、いわゆる「ブラックリスト」に記録が残ってしまう恐れがあります。返還された過払い金を支払いに充てることはできますから、それですべて完済できれば問題ありません。

ですがそれでは足りずに債務が残ってしまった場合には、今後の審査に影響が出てきてしまいますから注意しておきましょう。

エイワに過払い金請求する注意点

関連業者からの借入れも完済していないとブラックリストにのる

通常過払い金請求を行う際には、その関連企業からの借り入れも完済していないとブラックリストに載ってしまいます。ですがエイワの場合はその関連業者が存在していないため、エイワからの借り入れさえ完済していれば心配する必要はないと言えるでしょう。

エイワが保証会社になっている銀行からの借り入れについて

エイワが保証会社になっている銀行も、現段階では存在していないと思われるため、こちらも関連業者同様に心配する必要はないと言えるでしょう。

エイワに過払い金請求するなら時効に注意

過払い金の請求については完済から10年が経過してしまうと時効となるため、過去にエイワに借入をしていた方は完済後10年以内が対象となります。ですがエイワからの融資を現在もご利用中の方であれば、前回の返済時点が最後の取引となるので期限は気にしないでも問題ありません。ただしその場合には、請求を行う前に現在の借り入れ分の完済が必要となるため注意しておきましょう。

エイワに過払い金請求する流れ

【1】エイワから取引履歴を取り寄せる

エイワに対し、取引履歴の開示を要求しましょう。エイワの場合、この取引履歴に関しても一度にすべてを開示せず、履歴を小出ししてくることがあります。そのため全ての取引履歴の開示までに時間がかかることも考えられますから、十分に気を付けておきましょう。

【2】過払い金の計算(引き直し計算)をする

全取引履歴が手元に揃った段階で、法定利息に引き直し計算を行い、過払い金を計算します。

エイワに対する過払い金請求を行う場合、この時点で法廷にて争うことを視野に入れ、実際に請求を起こすべきかどうかしっかりと確認しておいた方が良いでしょう。請求を行うと決めたのであれば、早い段階で弁護士や司法書士に依頼してしまうのも1つの方法です。

【3】エイワへ過払い金返還請求書を送る

過払い金の計算が済んだら、貸金業者へ過払い金の返還請求をします。エイワに対して過払い金返還請求書と計算書類を送付することになります。このときエイワ側が無視できないよう、内容証明郵便+配達証明で行うのが一般的です。

【4】電話での話し合いによる交渉(和解交渉)

過払い金返還請求書を送付すると、相手方から電話等で和解の打診が来ます。このとき、大抵の貸金業者は実際に発生している過払い金の額より安い金額での和解を求めてきます。

エイワの場合はそもそも和解案の提案自体がない場合もありますが、提案してきたとしても20%に満たない金額での和解案を提示してきますので、納得いかなければ同意してはいけません。少額でも構わないから、一日でも早く回収したいという場合には、同意するのもアリでしょう。

ですが和解書は一種の契約書となるので、一度やり取りが完了してしまうとその内容をあとから覆すことは難しくなるということ。慎重に内容を吟味してください。

【5】過払い金返還請求訴訟の提起(裁判)

裁判となった場合、「返してもらうべき金額」によって利用できる手続きと裁判所が代わり、金額に応じて裁判所に納める手数料も変わります。請求金額が元利合わせて140万円までは簡易裁判所、140万円を超えると地方裁判所で裁判を起こすことになります。元利合計が60万円までの場合、簡易裁判所の少額訴訟という比較的簡単な手続きが利用できます。

訴訟の提起には訴状の提出・証拠書類・手数料が必要となります。法廷でのやり取りも必要になりますので、エイワのような交渉の難しい相手の場合や請求額が大きい場合は、専門家の力を借りた方が得策だと言えるでしょう。

【6】過払い金額の和解交渉

エイワの場合はほとんど行われない、と言うのが実情なのですが、場合によっては裁判を開始する段階で、再度和解案が提示されることがあります。

このときに提示される金額は、過払い金の30%ほど。裁判の完了には時間が掛かりますから、納得のいく内容なのであれば応じてしまうのも1つの方法だと言えるでしょう。

【7】過払い金の返還

エイワからの和解案に応じるか、裁判に決着がついた段階で、過払い金の返還が行われます。ですがエイワの場合裁判で支払い命令が出されたとしても、支払いを拒んでくる場合があります。その際は強制執行の手続きをするなどの対策が必要になるでしょう。差し押さえの対象となる財産の情報や、裁判所の許可が必要になりますから、しっかりと確認して手続きを行ってください。

エイワの会社概要

神奈川県に本社をおくエイワは歴史のある消費者金融で、インターネット上では「ブラックでも貸してくれる」と言われるほど、審査に融通の効く消費者金融として有名です。大手の消費者金融と違って、無人契約機などは持たず、昔ながらの対面での融資を行っています。女性専用ローンや小口専用ローンなど貸付の間口を広げて、利用者の拡大をはかってはいますが、その経営状態は決してよくありません。これ以上の損出を減らすために過払い金請求に対しては一貫して非常に固い対応を取ってきます。過払い金の返還請求を行う際には、毅然とした態度での対応を心掛けておきましょう。

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