JCBカードの評判や特徴

JCBカードの評判や特徴

クレジットカードの種類は年々増えており、それぞれが独自のサービスを打ち出して会員を増やしている状況です。
中には思わぬ好待遇を提示してくれるカードもあるため、じっくりと確認することも求められています。

本稿では、JCBカードに関する説明を行っていきます。

JCBカードのクレジットカード会社名・概要

JCBカードは、株式会社ジェーシービーが発行しているクレジットカードのことです。
日本のクレジットカード業界では最大手であり、唯一国内でカードブランドを持っている企業としても知られています。

日本のクレジットカードは基本的にはJCBのブランドと提携しているため、JCBのクレジットカードを利用していなくても知っている人は多いのではと思われます。
加盟店も非常に多く日本ではどこでも使えるカードのため、高い評判を獲得しています。

JCBが直接展開しているクレジットカードは「JCB ORIGINAL SERIES」と称されており、JCB一般カード・JCBゴールド・JCB CARD EXTAGEの三つが存在します。

JCBカードの特典やサービス内容

JCB一般カードはスタンダードながら、大手らしい内容のサービスが

JCB一般カードは、その名の通りJCBカードの中でも標準的なステータスのカードです。
一般カードではJCB専用の「Oki Dokiポイント」を貯めるためのサービスや国内外の旅行に関する保証がしっかりと詰め込まれている、汎用性の高いところが特徴となります。

ポイントは公共料金の支払い・電話料金・ショッピングで貯まるしくみになっていて、基本は1000円につき1ポイントですが、優待店で利用すると倍増サービスがついてきます。
スターバックスでは通常よりも5倍、amazonでは3倍など店舗によってどれだけ増えるかは違いますが、優待店で利用を続ければ1年でかなりのポイントを獲得することができるのです。

貯まったポイントはJCBのギフトカードだけでなく、Amazonのショッピング・パートナー・プログラムにも利用することができます。
Amazonでは1ポイントを3.5円分として利用できるため、お勧めです。
また、JCBがオフィシャルスポンサーを務めている東京ディズニーランドのチケットに変換できることため、ディズニー好きの方にもマッチするカードになっています。

その他にも様々なサービスが存在する一般カードですが、年会費は初年度のみ無料で、以降は1250円の年会費が掛かります。
ただし、「MyJチェック」の登録を済ませた上で年間50万円以上の買い物を行うと次の年の年会費も無料にすることが可能です。

常にカードを使用して買い物をすれば年間50万円はそこまで大きなものではないので、永年無料の感覚で使用することもできます。

JCBゴールドで、国内外の旅行充実のサポートが

JCBゴールドは、JCBの展開しているゴールドのクレジットカードです。
一般カードと比較すると、旅行に関するサービスや待遇に大きな違いが生じてきます。

一つは旅行傷害保険です。
この保険は一般カードについていますが、一般カードの保証が国内外ともに最大3000万円であるのに対して、JCBゴールドは国内5000万円・海外1億円と最高級の保証を受けることができます。

国内・海外航空機遅延保険や空港ラウンジサービスなど、それ以外のサービスもかなり充実しているため、旅行が趣味の方は持っておきたいクレジットカードです。

もう一つは、条件を満たすことによってさらなるサービスを受けられる点です。
JCBゴールドは一定の条件をクリアすることで「JCBゴールド ザ・プレミア」というオプションサービスを受けることができ、JCBが厳選したホテルの優待や海外含めて700にものぼる空港ラウンジの無料利用が可能です。

条件は「MyJCBに登録した上で2年連続で100万円以上の買い物」と厳しくなっていますが、最高のサービスを受けたい方は積極的に買い物をしてみるといいかもしれません。

また、JCBの定める一定の条件を満たすことで、「JCBゴールド ザ・プレミア」のさらに上をいく「JCBザ・クラス」に招待されます。

学生でも安心して利用することができるJCB CARD EXTAGE

JCB CARD EXTAGEは敷居を下げることで、幅広い人が安心して利用できるようになっているクレジットカードです。
旅行傷害保険とショッピングガード保険が海外のみの対応になっており、最大保証額も低くなっていますが、年会費が無料になので自分のペースで使用することが可能です。

加えて、入会直後や以降のポイントの貯めやすさもメリットになっています。
JCB CARD EXTAGEでは入会後3ヵ月間は獲得ポイントが3倍、4カ月から1年は1.5倍になっているのでかなりお得です。

初めてクレジットカードを持つ人にマッチする要素が多いので、大学生の方から高い評判を受けているクレジットカードになっています。

すぐにカードが作成されることも魅力の一つ

それぞれに独立した魅力があるJCBカードですが、審査通過後最短即日でカードを作成してくれることも嬉しい点です。

事情によってはクレジットカードをすぐに使用したい人もいると思われますので、スピード重視の人もJCBカードが有力な選択になります。

JCBカードに対して過払い金請求は可能?

JCBカードに過払い金が発生しているケースは少なめ

クレジットカードで発生した過払い金は、キャッシング枠に限り請求することができます。

キャッシング枠の過払い金は法定金利を超えた「グレーゾーン金利」を適用した場合に発生しますが、JCBカードは他のカード会社が「グレーゾーン金利」を適用していた時期でも法定金利に基づいた利息で事業を行っていたため、キャッシング枠での過払い金は発生しません。

しかし、2007年以前には一括払いに限り27.8%前後の金利を適用していたため、一括払いをしていた人の場合は過払い金が発生しているケースがあります。

ちなみにこれはJCBの「オリジナル」クレジットカードに限った話であり、JCBブランドのクレジットカードを発行しているカード会社の中には、「グレーゾーン金利」を適用していたところがいくつも存在します。
例を挙げると、セディナカードやイオンカード、オリコカードなどで、過払い金請求の場合はブランドではなく発行している会社を調べて過払い金の有無を確認しましょう。

過払い金請求の際にはリスクや問題点を調べることが大事

過払い金請求を考えている場合は、いくつかの問題点を整理しておく必要があります。

一つは時効です。
過払い金は最終取引(借金完済時が最終取引のタイミング。ただし一度完済した後に再借り入れをしている場合は、取引継続とされる可能性がある)から10年というリミットが存在します。
過払い金は「グレーゾーン金利」を適用できなくなった2009年以降には発生しませんので、2017年現在発生している過払い金はほとんどが時効に迫っています。

もう一つは借金返済中に過払い金請求を行うリスクです。
借金を完済している状態で過払い金を請求する場合は問題ありませんが、返済中に請求した場合は任意整理と見做されて信用情報機関に事故情報が5年間掲載されます(ブラックリスト)。
借金が残っている場合は、よく考えて請求することを決断しなければなりません。

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