ライフに自分で過払い金請求するには?失敗しない方法・手順と注意点

ライフに自分で過払い金請求するには?失敗しない方法・手順と注意点

現在、一般的に言われるライフはライフカード株式会社という名称に変わっています。

旧ライフは2000年5月に会社更生法の手続きを行って倒産した会社です。その後ライフはアイフルに吸収合併されて消滅し、新たにライフカード株式会社が誕生しました。現在ライフカードはアイフルの完全子会社となっています。

2011年に旧ライフのキャッシング部門はアイフルに引き継がれ、クレジット部門は新たに設立されたライフカード株式会社が引き継ぎました。また、旧ライフが発行したブランドカードについて、「プレイカード」はアイフル、「ライフカード」はライフカード株式会社が引き継いでいます。

そのため旧ライフを利用していた方が過払い請求する場合、アイフルに請求する場合と、ライフカードに請求する場合があります。

過払い金の返還を請求にあたっては弁護士や司法書士などの専門家に依頼するか、もしくは自身で交渉するかを選択しなければなりません。

専門家に依頼した場合は、解決報酬(成功報酬)として返還された過払い金の20%~25%を支払わなければなりません。その他に着手金をとる事務所もあります。

その点、自身で交渉する場合は情報収集などの手間がかかりますが、返還された過払い金はそのまま受け取ることができます。もちろん手続きの途中から依頼することも可能なので、交渉や訴訟準備などが困難だと感じた時点で改めて専門家に任せるという選択肢もあります。

ライフに過払い金を請求する際の手順や注意事項などを確認していきましょう。

ライフの過払い金請求の対象期間と当時の金利は?

ライフでは2006年11月を境に、最大金利27.74%から最大金利17.885%に引き下げられました。そのため、2006年11月以前の借入契約時に過払い金が生じている可能性があります。

また、過払い金の返還請求ができる期間は、消費者金融との最後の取引(借金の返済も含む)から10年以内と定められているため注意が必要です。

ライフの過払い金請求で多い傾向や特徴

ライフの親会社であるアイフルは現在、経営難の時代と比べて徐々に回復してはいますが、未だ十分に安定しているとは言えません。そのため、ライフも倒産の可能性が全くないとは言えないのが現状です。

さらに、ライフは親会社のアイフルと同様に、過払い金請求に対しての対応は非常に悪く、個人での交渉は困難を極めます。また、訴訟に発展した際もアイフルほどではありませんが、長引く可能性が高く、過払い金が回収しにくい傾向にあります。ライフの度重なる主張により、判決でさえ過払い利息5%までは認められない場合もあります。

ライフに過払い金請求したらいくら戻ってくるかの目安(返還率)

裁判(訴訟)を起こさず、話し合いにより和解した場合

返還率は過払い金のおよそ1~2割程度と相当低いです。経験豊富な弁護士や司法書士に依頼した場合でさえ返還率は4割ほどが限界で、交渉での支払いを渋る傾向にあります。

裁判(訴訟)を起こした場合

返還率は過払い金の7~10割です。裁判が進むにつれてより良い和解案が提示されるため、基本的に期間が長くなるほど過払い金は高額となります。判決では過払い金の10割が認められますが、過払い利息5%については支払われない場合も多いです。

ライフから過払い金が戻ってくるまでの目安(返還期間)

裁判(訴訟)を起こさず、話し合いにより和解した場合

およそ2ヶ月~3ヶ月となります。請求書を発送してから2週間ほどで担当者と和解交渉することができ、交渉がまとまれば数ヶ月以内に過払い金が支払われます。ここでまとまらない場合は裁判へと向かって動き出すことになります。

裁判(訴訟)を起こした場合

およそ4ヶ月~1年となります。ライフとの訴訟はアイフルほどではありませんが、長引く傾向にあります。ライフは出来るだけ減額された和解案を提示し、移送申し立てや控訴も行ってきます。

和解案に納得できない場合は裁判を続けるしかありませんが、個人で対応するには相当の手間が掛かるので注意が必要です。

一方で過払い金が確定したあとの対応は比較的早く、1ヶ月ほどで振り込まれる事が多いです。

ライフに過払い金請求するデメリット

ライフを利用できなくなる

過払い請求を行うとライフのカードは自動的に解約処理となり今後は使用不可能となります。また、ライフのカードのショッピング機能もキャッシング機能と併せて解約扱いとなり再発行も出来なくなる可能性があります。

しかし完済した取引の過払い金請求であれば、過去の返済で延滞などが生じるなどしていない限り、再びカードが発行される傾向にあります。

ライフに返済中で過払い金請求する場合はブラックリストに注意

借金が残る場合は信用情報(ブラックリスト)にのる

ライフに過払い金額で相殺できないほどの借金を返済中の場合、それでも過払い金を返還請求した時はブラックリストに載ることになります。

ブラックリストはライフだけではなく全ての金融機関で共有され、もし登録された場合はキャッシングや新規クレジットカードの発行ができなくなり、ショッピング・自動車・住宅ローンなどの利用も5年間制限されることになります。

過払い金で借金がゼロになれば信用情報(ブラックリスト)にのらない

返済中に過払い金を請求し、今現在の借金が全て相殺された場合はブラックリストに載ることはありません。返還請求を行う前には必ず過払い金の正確な計算を行い、現在の借入残額と比較しておきましょう。

ライフに過払い金請求する注意点

旧ライフを利用していた方

2000年以前に旧ライフを利用していた方

旧ライフは2000年5月に会社更生法を適用し、既に倒産しています。そのため、2000年以前の旧ライフとの取引については過払い金を請求することができないので注意が必要です。

2000年以降の取引については、業務を引き継いだアイフルかライフのどちらか一方に過払い請求することが出来ます。

旧ライフの「プレイカード」を利用していた方

2000年以降に旧ライフの「プレイカード」ブランドを利用していた方は、業務を引き継いだアイフルへ過払い金を請求することができます。ライフとは請求窓口が違うので気をつけましょう。

旧ライフの「ライフカード」を利用していた方

2000年以降に旧ライフの「ライフカード」ブランドを利用していた方は、業務を引き継いだライフへ過払い金を請求することができます。

しかし旧ライフへ未だ返済中(ショッピング枠の利用も含む)の場合は、ライフへ請求した過払い金と相殺され、ブラックリストに載る可能性があるので注意が必要です。

アオヤマカードを利用している方

ライフが発行しているアオヤマカードなどのポイントは、ライフに過払い請求すると失効してしまうので注意が必要です。

ライフに過払い金請求するなら時効に注意

過払い金請求の時効

過払い金請求の権利は、最後の取引から10年で消滅してしまうのでご注意ください。過払い金請求の時効は借入した日ではなく、最後に返済した日からカウントされます。

また、完済した後すぐに新規借入をおこなっていた場合は、併せて1つの取引とみなすか、別々の取引とみなすかで過払い金請求の時効のカウントが始まる日が異なるので、過払い訴訟の争点となる場合があります。

時効が間近に迫っている場合

最も手軽な方法としてライフに内容証明郵便を送付する「催告」を行います。催告は過払い金請求を行うという意思表示であり、催告によって時効の進行が停止している半年間の間に、改めて過払い金請求の手続きを取ることになります。

ライフに過払い金請求する流れ

【1】ライフから取引履歴を取り寄せる

電話で取り寄せる

電話にてライフに「契約内容を確認したいので、契約当初からのキャッシング部分の取引履歴が欲しい」と伝えます。本人確認の後、受け取り方法を指定すると早ければ1ヵ月ほどで取引履歴が取得できます。

また、ライフは訴訟の際、取引履歴を請求した時のやり取りを持ち出し「過払いと知って返済していたので過払い金請求は無効だ」と主張する場合があります。ライフから取引履歴を取得する理由を聞かれることがありますが「過払い金を請求するため」と答えるのは避けましょう。

FAXか郵送で取り寄せる

以下のURLから取引履歴開示請求書をダウンロードし、必要事項を記入してライフに送付します。ここでは例として名古屋消費者信用問題研究会のフォーマットを紹介しています。早ければ1ヶ月ほどで取引履歴がライフから送られてきます。

http://kabarai.net/format/index.html

もちろん弁護士や司法書士に依頼した場合は取引履歴取得の手続きも全て任せることができます。

【2】過払い金の計算(引き直し計算)をする

引き直し計算とは

引き直し計算とは取引履歴を元に正確な過払い金を計算することです。引き直し計算は通常パソコンを使い、エクセルもしくは専門の計算ソフトを用いて行います。

無料の引き直し計算ソフト紹介(TDON、名古屋式、外山式)

よく利用されているソフトとしてTDON、外山式、名古屋式の3つが上げられます。
TDONは有料ソフトですが、パソコンにエクセルが入っていなくても利用でき、試用期間の7日間は無料です。外山式・名古屋式はエクセルの試用が必須ですが、無料で利用することが出来るのが特徴です。また公式サイトではよくある質問などがまとめられているので参考にしましょう。

TDON
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/business/se420437.html

外山式(現:アドリテム司法書士法人)
http://www.vector.co.jp/soft/win95/business/se432123.html

名古屋式(名古屋消費者信用問題研究会)
http://www.kabarai.net/index.html

【3】ライフへ過払い金返還請求書を送る

過払い金返還通知書の書き方

書き方などに厳密な規定はありませんが、ここでは名古屋消費者信用問題研究会のフォーマットを紹介します。過払い金返還通知書のフォーマットを以下のURLからダウンロードし、プリントアウトして必要事項を記入します。

http://kabarai.net/format/index.html

内容証明郵便にて送付する

封筒(形式自由)1通と記載した過払い金返還通知書をコピーして合計3部、引き直し計算の表をプリントアウトして3部、そして内容を修正する際に必要な印鑑を持って郵便局へ向かいましょう。なかには内容証明郵便を扱わない郵便局もあるので注意が必要です。

内容証明郵便の郵送には内容証明料430円、書留料430円、任意で配達証明料430円がかかります。また、請求書類が1枚増えるごとに260円の費用が追加されます。ライフは過払い請求への対応が悪いため、配達証明は行ったほうが無難でしょう。

【4】電話での話し合いによる交渉(和解交渉)

過払い金請求書を送付後、1ヶ月程度で担当者から連絡が来ます。そしてライフは過払い金のおよそ1割~2割という非常に低い金額の和解案を提示してきます。それ以上の回収率を望む場合には、和解するにしろ訴訟するにしろ弁護士や司法書士に依頼しなければなりません。

過払い請求で弁護士や司法書士に依頼した場合の一番のメリットはこの和解交渉ですが、ライフでは和解での過払い金の回収率はおよそ4割が限界です。また、他の業者に比べ自身で訴訟を行うのは困難を極めます。訴訟を見据えた場合も必ず専門家に依頼しましょう。

【5】過払い金返還請求訴訟の提起(裁判)

裁判に必要な書類

・訴状
・取引履歴
・引き直し計算書
・登記簿謄本
・証拠説明書(提出を求められない事も多い)

訴状と証拠説明書は以下のURLからフォーマットをダウンロードし、必要事項を記入します。

訴状
証拠説明書

登記簿謄本は法務局でライフの本店所在地を用紙に記入することで取得出来ます。その際費用として600円かかります。

裁判費用

裁判所から貸金業者に訴状を郵送する代金が6000円ほどかかります。
さらに返還請求額に応じて印紙代がかかります。具体的な金額は以下のURLを参考にして下さい。

http://www.courts.go.jp/vcms_lf/315004.pdf

訴訟の提起

提訴はライフ本社の所在地である神奈川裁判所か、自身の住所を管轄する裁判所に行います。そして請求金額が140万円以下の場合は簡易裁判所に、140万円を超える場合は地方裁判所に提訴します。過払い金の利息は上記金額には含まないので注意が必要です。

訴訟を起こした後は月に1度ほど口頭弁論が行われます。裁判はだいたい平日の午前中に行われますが、事前に出席できる期日に設定しましょう。もちろん弁護士や司法書士にすべてを任せた場合、望まない限り自身が出席する必要はありません。

【6】過払い金額の和解交渉

大半は第2回口頭弁論までの間に担当者から連絡があり、さらなる和解交渉をすることとなります。ここで納得いく金額・日程の提示があれば、判決を待たずに裁判外で和解を成立させることも可能です。

ライフでは裁判期日が長引くほど良い和解案が提示されますが請求金額の8割程度が限界で、控訴なども行ってきます。満額回収は容易ではありませんが、和解案に納得できなければ判決まで訴訟を継続する必要があります。

【7】過払い金の返還

裁判での勝訴もしくは裁判外での和解がまとまれば、1ヵ月程度で過払い金が返還されます。弁護士や司法書士事務所に依頼した場合、そこから報酬が引かれて事務所から振り込まれます。

ライフへの過払い金の返還請求はアイフルと同様に、個人では特に難しいとされています。低い金額での和解交渉を望むとき以外は弁護士や司法書士に依頼するのが無難です。また、一度和解交渉をしてみて納得がいかない場合など途中からでも、ぜひ専門家に相談しましょう。

ライフの会社概要

商号:ライフカード株式会社
本社所在地:〒225-0014 神奈川県横浜市青葉区荏田西1-3-20
問い合わせ:045-914-7003

クレジットカードの過払い金請求についての参考サイト

弁護士法人きわみ弁護士:クレジットカードは過払い金の対象?返還請求の注意点と業者一覧

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