【消費者金融の口コミ評判】 アイフル

【消費者金融の口コミ評判】 アイフル

かつてチワワのテレビCMで一世を風靡したアイフルも、一時期深刻な経営難に陥りました。
現在では経営危機を脱していますが、過払い金請求への対応はあまりよくありません。
今回は、かつてアイフルでお金を借りていて、過払い金がありそうな人がどうすれば過払い金を回収できるのか、そして過払い金請求を起こすと信用情報機関のブラックリストに登録されるかなどを紹介していきます。

アイフルについて

アイフルは正式名称を「アイフル株式会社」と呼び、京都市に本社を構えている東証1部上場企業です。

大手では唯一の独立系消費者金融

金利改定が行われて以降、主な消費者金融はどこも厳しい経営環境に置かれました。
大手消費者金融の多くは銀行系と業務提携を結び、経営体力と信頼をつける戦略をとりましたが、アイフルは異なります。

貸金業者名 提携している銀行グループ
アコム 三菱東京UFJ銀行
プロミス 三井住友銀行
レイク 新生銀行
アイフル 無し

特にレイクは、業務提携ではなく新生銀行に完全に吸収され、現在では新生銀行のカードローンブランドとなっています。
かつて業界最大手だった武富士が倒産した今、アイフルは唯一の独立系大手消費者金融なのです。

深刻な経営難に陥る

しかし、独立採算、金利改定、2006年の業務停止処分(過剰な督促や営業活動が原因)が仇となったのか、アイフルは深刻な経営難に陥りました。
3,000億円もの赤字を計上し、2009年にはADR(私的整理手続き)を申請しました。
それ以降、大幅な人員削減などの経営改善に取り組み、2012年3月期決算は170億円の黒字となりました。
そして2014年7月には事業再生計画が終了し、アイフルは倒産の危機を免れたのです。

過払い金請求へのアイフルの対応

いくら倒産の危機を脱したとは言っても、経営環境が絶好調なわけではありません。
そんな状況で過払い金請求をされても、アイフルとしては支払いたくないのが本音でしょう。

アイフルには過払い金の可能性あり

アイフルは、2007年8月1日以降、以下のように金利改定を行なっています。

借入日 上限金利(実質年率)
~2007年7月31日 28.835%
2008年8月1日~ 20%

2007年7月31日までにアイフルからお金を借りている人は、過払い金が発生している可能性があります。

満額回答は極めて困難

「過払い金は本来支払う必要のないお金なんだから、全額返還するべきだ」というのは、もっともな意見です。
しかし、残念なことに、アイフルは大手消費者金融の中でも最も回収率が低い業者です。
誰がアイフルと交渉するか、舞台は裁判所か話し合いかなどによって、過払い金元本に対する回収率に以下のような差が生まれます。

本人が交渉 弁護士が交渉
話し合い 1割程度 1割~5割程度
裁判所 1割~10割程度 5割~10割程度

個人が話し合いで満額回収するのはほぼ不可能で、弁護士を立てても5割以上の回収は無理でしょう。

時間稼ぎをする

過払い金請求へのアイフルの対応が良くない理由は、回収率の低さだけではありません。
法律で認められているありとあらゆる時間稼ぎを講じてきます。

取引履歴の開示が遅い

過払い金を確定させるには引き直し計算をしなければならず、引き直し計算をするにはアイフルの取引履歴が欠かせません。
取引履歴はアイフルに請求をすれば取り寄せられますが、開示が遅いです。
1か月~3か月程度はかかり、他の消費者金融と比べても対応が遅いです。
弁護士に依頼して取引履歴を開示するのではなく、自分で開示請求をした方がスピーディーな傾向があります。

移送申立て

移送申立てとは、「裁判を行なう裁判所を変更してください」というもので、京都以外の裁判所で訴訟提起をした場合には、アイフル本社がある京都の裁判所で行いたいと申し立てます。
申立てが認められることはほぼありませんが、時間稼ぎにはなります。

控訴

日本の司法は三審制ですので、地方裁判所の判決に納得行かなければ高等裁判所に訴える「控訴」も制度上は可能です。
アイフルは一審で敗訴すると、必ずと言っていいほど控訴をしてきます。
実際問題として、アイフルの控訴は棄却されるケースが大半ですが、判決を覆す目的の控訴ではなく、あくまでも時間稼ぎが目的です。

調停申立て

移送申立てだけでなく、調停申立てをする場合もあります。
アイフルと原告(消費者)の間に裁判所の調停員を介して和解交渉をしたいと申し立てます。
断ることもできますが、その分時間がかかってしまいます。

債務不存在の確認訴訟

原告が過払い金返還請求を起こすと、返す刀で「一定以上の過払い金は存在しない」という訴訟を起こします。
これも時間稼ぎの一環です。

直前の答弁書・準備書面

アイフルは、裁判の結審直前に答弁書や準備書面を提出します。
結審をさせないことが目的で、内容に判決を左右するようなことは書いてありません。

過払い金を家族にばらされる可能性

「過払い金訴訟をしていることをできれば家族に知られたくない」

そう考えるのは当然でしょう。
アイフルは、消費者のそのような心理につけ込んだ戦略をとってきます。
それが「控訴」「調停の申立て」「債務不存在の確認訴訟」です。
これらの手続きが取られると、弁護士などの代理人を立てたとしても、消費者の住所に本人宛の郵便物が届く可能性があります。

アイフルとブラックリスト

「アイフルに過払い金請求をすると、信用情報機関のブラックリストに登録されるのでは」と考える人がいます。
それについては、ケースバイケースです。

①完済後に過払い金返還請求をした場合
このケースでは、アイフルとの契約が残っていようとも解約していようとも、信用情報に影響は全くありません。

②返済中に過払い金返還請求をした場合
このケースでは、引き直し計算の結果によって信用情報への影響が異なります。
引き直し計算の結果、借金がゼロになれば、一時的にブラックリストに登録される可能性はあるものの、すぐに削除されます。
一方、引き直し計算の結果、まだ借金が残る場合には、任意整理扱いとなりブラックリストに登録されることとなります。

アイフルに過払い金請求をする際の注意点

アイフルカードは利用できない

過払い金請求、結果としての任意整理をすると、アイフルカードは利用できません。
解約後に再度契約しようとしても、いわゆる「社内ブラック」扱いとなり再借り入れはできません。

取引の分断

アイフルに過払い金返還請求をする際、争点となりやすいのが取引の分断です。
例えば最初の取引Aを完済した一定期間後に、次の取引Bをしたとします。
Bのみが過払い金の対象でAは完済から10年以上経過している場合、消費者としてはAとBは一連の取引としたいところです。
一方のアイフル側は、AとBは別の取引で、Bに対してのみ争うと主張してきます。

株式会社ライフの過払い金の扱い

かつて「株式会社ライフ」という貸金業者がありましたが、2011年7月に分割され、事業はアイフル株式会社とライフカード株式会社(アイフルの子会社)に承継されました。
株式会社ライフの過払い金についてですが自分の事業がライフカード株式会社に承継されていればライフカードに、アイフル株式会社に承継されていればアイフルに請求することとなります。

まとめ

アイフルの過払い金請求は、スピーディーな解決を希望なら個人での対応もいいですが、回収率を高める、プライバシーを守ることを重視するなら弁護士や司法書士に依頼するといいでしょう。
ただし、その際にはかなり時間を要しますので、根気強く対応しましょう。

過払い金計算が無料
おすすめ弁護士・司法書士事務所
ランキング

  • No.1
  • 弁護士法人きわみ事務所

過払い金請求の基本情報