【消費者金融の口コミ評判】 ディック

【消費者金融の口コミ評判】 ディック

「以前はよく名前を耳にしていたが、最近になって全然聞かない」
そんな消費者金融は少なくありません。
ディックやユニマットなどもその一つで、以前はよくテレビCMを流していましたが、最近ではほとんど目にする機会もなくなりました。
それもそのはず、ディックやユニマットは新規貸付を停止しているのです。
新規貸付は停止しているものの、以前の貸付に過払い金が発生している可能性もあります。
それでいて、収入源となる個人向け無担保ローンを行なっていないのですから、「過払い金が戻ってくるのだろうか」と不安に思う方も少なくありません。
そこで今回は、ディックの概要、過払い金へのディックの対応などを紹介します。

ディックはこんな会社だ!

ディック、アイク、ユニマットライフが合併して「CFJ合同会社」に

現在のディックは、「CFJ合同会社」という会社のブランドの一つです。
CFJ合同会社は、アメリカの金融大手である「シティグループ」が出資元となって設立された会社です。
ディックはもともと「ディックファイナンス株式会社」という会社で、シティグループにも参加していましたが、同じくシティグループに参加していた「アイク株式会社」や「株式会社ユニマットライフ」と合併をして、2003年に「CFJ合同会社」となりました。

なかなか複雑なCFJ合同会社

ところが話はこれだけでは終わりません。
出資元であるシティグループは、消費者金融「マルフク」から債権譲渡をされており、設立当初、CFJ合同会社の3ブランドの1つであったアイクは、消費者金融「タイヘイ」タイヘイから債権譲渡をされております。
そのアイクも、2006年前半にディックにブランドが統合されて消滅し、ユニマットライフも2009年、ディックにブランド統合された結果、CFJ合同会社のカードローンブランドは「ディック」に一本化されました。

現在は貸付をしていない

そのCFJ合同会社も、親会社のシティグループの経営不振のあおりを受けて、2010年9月、新規貸付の受付を終了しております。
親会社のシティグループも日本市場から撤退しており、現在のCFJ合同会社はほぼ残務整理状態と言っても過言ではありません。

かつては業界第5位

そのような紆余曲折を経ているCFJ合同会社ですが、かつては日本トップクラスの大手消費者金融グループでした。
2005年~2007年当時の営業貸付残高ランキングを見ていると、アコム、武富士、アイフル、プロミスと言った超有名な消費者金融に次ぐ第5位にランキングしていたのです。

ディックと過払い金請求

ディックは過払い金が発生している可能性がある

CFJ合同会社内のブランドがディック、アイク、ユニマットライフの3つあった当時、ブランドによって貸付金利は異なっていました。
他のブランドでは年29.2%の高金利で貸付を行なっておりましたが、ディックは主力ブランドだったためか、それほどの高金利ではありません。
しかし、2007年8月16日以前の金利は年22.88%(2007年8月16日以降は年17.88%に改定)であり、年20%~29.2%の「グレーゾーン金利」の範囲内で、過払い金が発生している可能性が高いです。

過払い金請求におけるディックの対応の特徴

過払い金請求におけるディックの対応には、いくつかの特徴があります。

「取引の分断」では徹底的に争う

完済後に再び借り入れを行なっている場合、ディックは「取引の分断」を徹底的に主張してきます。
1つ目の取引の完済が10年以上前であれば、仮に取引の分断が認められると、それについては時効となり請求できません。
一般的に、取引の分断を主張する根拠としては、空白期間があり、1年がそのボーダーラインとされています。
ただしディックが取引の分断で根拠とするのは空白期間だけではありません。
仮に空白期間が短いとしても、取扱支店が異なっていたり、2つの取引の貸付金利が異なっていたりすると、それを根拠に「取引の分断」を主張してきます。

「期限の利益喪失」を主張する

ディックから借りていたお金を1日でも返済が遅れると、ディックはその貸付全てに対して「期限の利益喪失」を主張します。
つまり、「1日でも返済が遅れたら、それ以降の取引についての過払い金計算は、遅延損害金の利率を基準に計算すべき」という主張です。
遅延損害金の利率は通常の貸付金利よりも高金利であり、遅延損害金の利率で計算すれば、ディックの貸付金利との差は少なくなり、その分の過払い金も少なくなります。

「みなし弁済」の主張をする

みなし弁済とは、以下の条件をすべて満たした場合に適用される制度です。

・登録貸金業者である
・利息制限法の上限金利を超える利息を、借主自らがすすんで払う
・利息制限法の上限金利を超える利息を、利息として認識して払う
・法定事項をすべて記載した書面を貸金業者が交付する
・返済の都度、貸金業者が受領証書を交付する

みなし弁済が認められると、過払い金を返還する必要性がなくなるのです。

「時効」について争う

通常、過払い金の時効は「最後の取引から10年」と定められています。
完済していれば完済日から10年、現在返済中であれば最後の返済日から10年ということです。
一連の借入がある場合、全ての借入は最終返済日にまとめられてそこから10年とカウントされるのですが、ディックは「返済の都度」に個別に10年の時効を設定しようとします。

争点があると徹底的に争う

ディックは、仮に裁判にまでもつれ込んだとしても、これと言った反論材料がない場合には、比較的早期に解決を図ろうとします。
下手をすると訴訟費用まで請求されかねないので、請求額を満額で早期に振り込んでくる場合も多いです。
ただし、上記の争点が存在する場合には、徹底的に争ってきます。
弁護士などの代理人はつけず、自らが徹底的に争います。
証拠を小出しにする、過払い金を一方的に返金した上でそれを元金返済に充てようとする、自分に有利な証拠書類を大量に提出するなど、小細工を仕掛けてきます。

ディックの過払い金請求で注意したい点

ディックは非常に複雑な構造の会社であり、その複雑な構造が過払い金請求にも大きく影響してきます。

ユニマットライフ、アイクはOK

CFJ合同会社の設立時、ディックと並んで3大ブランを構成していたのがユニマットライフとアイクでしたが、この2つは結局ディックにブランド統合されました。
ユニマットライフとアイクからお金を借りていた場合、ディック(CFJ合同会社)から請求することはできるのでしょうか。
アイクは2006年にディックにブランド統合され、ユニマットライフは2007年中に金利改定が行われていますので、この時期以前に両社から借入をしている人であれば、過払い金請求できる可能性は高いです。

マルフク、タイヘイはNGの可能性大

マルフクは2002年、シティグループに債権譲渡をしており、タイヘイも2002年、アイクに債権譲渡を行なっております。
アイクやユニマットライフとマルフク、タイヘイが異なる点は、後者は単なる債権譲渡であるということです。
ここが争点となって裁判で過払い金請求について争われてきましたが、過払い金の債務についてはCFJ合同会社には承継されない、との判断が下されました。

ブラックリストに登録されるか

もう一つ気になる点は、CFJ合同会社に過払い金請求をしたら、信用情報機関のブラックリストに登録されるのでは、と考える人も多いかもしれません。
2016年8月の貸金業登録を、CFJ合同会社は行っておりません。
信用情報機関のブラックリストに登録できるのは、貸金業登録を行なっている業者だけですので、過払い金請求をしても、CFJ合同会社が信用情報機関のブラックリストに登録することはできません。

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